〜大切なお知らせ〜
「一般社団法人 もひかん王国 いのち部愛の手課」のブログ、SNS等に掲載されている全ての内容について(文章、画像等)、複製、転載、転用等の二次利用を固くお断りします
もひかん王国秘密基地にご用の場合、まずはお電話にてご連絡を頂いてからの訪問をお願い致します(常連さんについては特に連絡はいりませんし、門付近に支援物資を届けてくださるいつもの支援者様は、大歓迎です!いつもありがとうございます!)
もひかん王国 07031571122
崩壊「後」現場再び
よく聞く多頭崩壊現場、、、
何故崩壊するのか?
「可哀想」と、手に取った小さな子猫
「可哀想」と、迷い込んだ衰弱猫
助けたいという心から、その猫に関わるようになり
適正な時期に、不妊手術を逃してしまったが為
気がつけば何十匹にも猫は増えます
やがて増えすぎた現場では、子猫は産まれるが育たなくなり
それでも子孫繁栄の本能か
親猫は育たない我が子の為に、身体をボロボロにして出産を続けます
運良く生き延びた僅かな子供たちが、また出産を繰り返し、、、
環境にもよりますが
1頭の猫から、たったの3年で50頭以上にまで増えた現場もありました
そうなってからでは、大抵の場合
餌代で金銭的にかなり苦しい状態ですし
一般的な病院での不妊手術を受けさせる余裕もなくなっています
それでも、、、
飼い主はたくさんの猫との暮らしを望んでいたりする訳で、、、
最近介入が多い、「多頭崩壊の成れの果て」からの介入
となると、もちろん猫たちの近親は進んでおり
今回栃木の現場にも、子猫は僅か1頭しか生き残っていませんでした
そしてその裏には
人間社会の高齢者、独居の問題、人間同士の心の闇等がチラチラ垣間見え、、
もひかん身内には、病院関係者や、介護関係者がとても多く
そんな現場の相談を繰り返していくうちに
少しづつでも声をあげて行けたらと
昨年からそんな話が増えてきています
もひかんで介入しているのなんて
ほんとーに、ごくごく一部にも満たない
たまたま、ほんとーにたまたまな現場で
きっと、ごくごく身近にも
こんな現場は、ゴロゴロ転がっている状態と思っています
そんな現場を、愛護団体のみで解決していくのは無理だし
うちもそうですが
愛護団体は、ほとんどがボランティアで成り立っています
厳しい世の中
気持ちだけでは何もできない現実を突きつけられる人も、多いはずです
「真夏の閉じ込め多頭現場」のように
当事者が行政に相談しても
「殺処分しかできません」と、現地に足も踏み入れることもなく、、、
そりゃそうなんですよ
いや、せめて現地を見るだけでもして欲しかったけど
「見たって出来ることがない」
のだから、見た職員さんの心が苦しくなるだけ
ただこんな事例は、動物関係だけでは済まされない話ですから
関わる様々な分野の方々の協力が必要、、、と思います
法律で人を縛るのも、時には名案なのでしょうが
そこじゃないんよね、と私は思っています
縛りは反感を生み出し
管理しきれない現状でそれを始めてしまったら
猫たちの命の差なんて
開いていくばかり
悲惨な現場は、より悲惨になっていくでしょう、、、
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ということで
お隣栃木県佐野市より多頭現場相談
佐野といえば、むかーしむかし、一度だけ行ったことのある
アウトレットあたりーー??
なーんて、軽い気持ちで現地へ行くことになりましたが、、、
山と山に挟まれた、静かな集落でした
いや、遠いです、、、
なんと現地確認当日は、雪が降り積もり
理事とのヒヤヒヤ道中となりました
現地に緊急性のある猫がいない事を確認し
いざ後日、捕獲当日です
↓家です
家主さんは、既に家に帰れぬ状況
猫たちは外に散らばっています
家主さんが残したご飯を、お隣さんがあげていてくれました
なかなか理解できない人も多いかもしれませんが
家主さんは、ネコを「可愛い」と思っていたと思います
家主さんなりの、猫の居場所が
家の周囲全体に作られていました
今もきっと、猫の心配をしているのではないか、、、と思います
捕獲に集中しなくてはならない中私は、、、
普段浴びない朝日をガッチリ浴びてしまい
クラクラする中での捕獲作業でした(笑)
(3年間、私は夜型生活をする予定です)
とかろがところが、理事との見事な連携プレーにより
数時間後には、あっという間に全頭捕獲終了です
ほっと気が抜けた時にご馳走になった
カップニャードル(笑)と、温かいお茶
胃袋に染みました、、、
猫たちの様子は、Instagramに報告があると思います
全頭ワクチン終了、うち6頭は不妊手術まで終わりました
3頭の不妊手術は来月に持ち越し
唯一子猫の小さな「さのっち」は
今も尚、勇敢にも人間に攻撃を続けています(笑)
そんな姿が、かわいーのなんの、、、なのですが
なかなかの攻撃力ですので(笑)
ボランティアの皆さん、油断せずにお気をつけください(笑)
多頭保護は、保護してからが大忙し
こんな状況にも、ボランティアさんたちは
「またか」な感覚になってきていて
文句ひとつ言わずに
やって来た猫たちのために、せっせと動きます
そして、今回の多頭保護もTNRも
ほとんどが野良猫相手の作業でしたが
ケガ人はひとりも出ていない(、、、ハズ)し
「経験」は、するものだなぁ、、、と(笑)
猫と派手にケンカしても、猫にも人にもイイコトないですし
特に人の手を知らない野良猫たちのストレスを考えれば
コトは起こさないに越したことはない、という訳です
さて、この現場が落ち着きを見せてきた、、、と思ったら
今度は地元熊谷より、ヘルプの連絡が
現地確認は済ませており
この現場は、保護無しで解決に向けて進めていきます
皆様のお力が必要になってくると思います
詳細はまたのブログで
ではまた♪
枕使うやまた、ひょっこりすだこ
コメント