失敗できない捕獲

人に慣れてない野良猫でも

TNRだったり

治療が必要だったり

または多頭現場だったりと

捕獲しなければならないことが、多々あります

TNRでは、捕獲器を使うのが一般的だと思いますが

TNR済みの猫の捕獲の場合

再度捕獲器に入ってくれる確率は低く(特にメスは警戒心が強いです)

そうなると、あれよこれよと

頭を悩ませる捕獲となるのです

現に、基地にくるおっちゃんは

一度捕獲器で失敗してるため

至近距離には来るのに

捕獲器にもケージにも、一切入りませんでした

そこで登場するのは

タモ網です

これは、どうにか工夫して、至近距離に入れる猫か

室内多頭の現場で多く使います

それでも、タモ網も使用は一度きり

一度失敗すれば、大きな網ですから

室内なら何度もチャレンジできますが

屋外では、網をみただけで、逃げられてしまいます

最近の伊勢崎の多頭では

その時室内にいた猫を閉じ込め

中はタモ網で

外の猫は、捕獲器で

あっという間に全頭捕まえることができました

もちろん、TNRさえしていない現場でしたから

ほんの1時間位だった気がします

ただ、今回は外ですからね

一回逃したら、なかなか捕まらんのです

ので、神経を集中させて

猫の動きをよく読んで、、、

結果、靴を脱ぎ、タモを構え、じ、、、っと待つ

捕獲に備えて、音のしない服もしっかり選びました

それにしても

端から見たら、怪しいの一言（笑）

パトカー通らずに良かった（笑）

しかし、今夜5頭全部捕まえるつもりだったのに

3頭のみでした、、、残念

失敗はしていないので

明日またチャレンジです

この道は、まだ開通前の道路です

昔の線路跡が長いことあり

車は通行止めの砂利道でした

そこに野良猫が集まり

それはそれはたくさんの、無責任な餌やりさんから

ご飯をもらっていたのです

もちろん今、ここの猫たちは

TNRの終わった猫たちで

ここでご飯を毎日もらっています

長い長い直線道路の開通は目前

新しい道路の開通後は

猫が轢かれてしまう事がとても多いのです

無責任じゃない餌やりさんは

この猫たちの命を守るため

安全な生きる場所へ連れて行くために

捕獲に踏み込んだ、、、って話です

その人は良く言います

「心に蓋をしていて、愛護なんかできやしない」

この人と長い長い間、付き合いが続いているのは

そーゆー所なんでしょうね

さて、開通は目前

皆様、残りの2頭が捕まるよう

お祈り下さい、、、

▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

今週は木曜日に

動物指導センターの視察が予定されています

平日は忙しいんだけどね

行政は土日が休みですからね、、、

仕方なし

法改正に伴い

2種にも色々と決まり事があるらしいです

私は得には気にしていません

できることはやるし

できないことは、できんですから

前回のセンター南支所引き出し、くまごろう

左前足に、罠がかかった状態で

警察に捕まったそうです

トラバサミかな、、、

だがしかし、くまごろうは強い！

診察の結果、既に傷はほぼ治っており

骨折もありませんでした

ってゆーかさ

罠にかかっても逃げてるんじゃ

仕掛けた本人にしても

罠の意味さえもないんじゃない？

そもそもトラバサミは仕掛けたら違法だし

全く、こんな人間はいつまでたっても、いるんだからね、、、

あぁ、また顔が想像できてしまう、、、

まぁ、くまごろうは生きているし

結果、室内暮らしを手に入れた訳ですからね

もひかん王国では

年数回、トラバサミにより、怪我をした猫を保護しています

意外と、どこでも使われている罠です

飼い猫を外に出している方

いつどこで、どんな罠にかかってしまうか

分からないんです

飼い猫の安全、健康を守るのは

飼い主の責任です

外に出す時点で、命さえも守れていないことになります

命落として気がついても

命は戻ってきません

可愛そうなのは、飼い猫を亡くした飼い主ではなく

命を落とした猫、なんです

あ、くまごろうは

まだまだ絶賛警戒中

得に治療が必要ないので

なるべく刺激せず、静かに暮らしてもらっています

そのうち、生活にも慣れるでしょう

では、また♪