〜大切なお知らせ〜
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もひかん王国 07031571122
ご機嫌其の二のいいお話
もひかん基地に足を運んだことのある人たちは
昼間庭に出ているダッピーたちをご存知かと思います
でぶっぴー、やせっぴー
やせっぴーとは言うものの
でぶっぴーがとてもおデブなだけで(笑)
やせっぴーは痩せている訳ではありません(笑)
この子達は、突然やってきました
環境的にも無理があるのは承知の上
半ば無理やりの保護決断でした
室内で自由にさせてあげることができずに
昼間は外で自由に、夜は玄関で就寝(うちの玄関は、冷暖房が届きます)
そんな暮らしを、3年程したでしょうかね、、、
フィラリアも強陽性だったし
訳アリ保護なので、SNSで呼びかけることもできない、、、
里子に出すのは、ほぼ諦めていました
それでも私は、保護は間違ってないと
胸を張って言えるほど
ダッピーたちの保護前は
それはそれはひどいもんでした、、、
ダッピー保護当日、数年前の出来事ですが
今でもその日の事を、鮮明に覚えています
衝撃的な出会いでした
ちょっとした相談から、現場へ
到着し、鳴き声に呼ばれて辿り着いた先にいたこの子達は
ガリガリに痩せ、飢えていました
とにかく何でも食べるもの、、、
車にのってるフードをケージの隙間から放り込み
必至に食べるこの子達をみて
涙が止まらなくなりました
「どうしてこの子達がこんな目に遭わねばならないのか、、、」
そして、「必ず今日中に連れて帰る!」と決め
あちこちかけまわり
日が暮れる前にやっと救出できたのです
身体は、うんこの毛玉だらけでした
蚊がブンブンとんでました
下の写真が、この子達が生きていた
屋外に置かれていたケージです
うんこのケージで、一体何年暮らしてきたのか、、、
雨も吹き込むような作りでした
そしてこの家には
猫も閉じ込められていて
この写真
私の位置は室内ですが
猫のケージの場所は、屋外
ケージは屋外の物に埋もれている状態でした
しかもケージは、犬も猫も簡単に開けることができなくなっており
扉をあけることなく、ギリギリの水や餌を入れていたと思われます
こんな中で、一体何年の間生活してきたのか、、、
ここにいた猫は
うちの多頭環境に馴染む事ができませんでしたが
お世話になってる病院の看護婦さんの元へ里子にでました
そして、ダッピーはというと、、、
愛護を始めた当初に知り合ったあるご夫婦
もうかれこれ5,6年のお付き合いになりますかね
生きる事に困った猫を見つけては、助け続けてくれているご夫婦です
ひとりぼっちになった子猫
遺棄された子猫
庭にいついた野良猫(未だに触れないおっかない親子です(笑))
交通事故にあったおじさん猫
遺棄された成猫
そして、白血病だった子の看取り
この5,6年で7頭の猫を助けています
基地にも、おやつを持って頻繁に来てくれていて
そのたびに、いろんな話をしてきました
この数年でのご夫婦との信頼関係は、確たるものです
そのご夫婦が
ダッピーたちを迎える決意をしてくれました
もちろん、悩んでる時も、ゴリ押ししました(笑)
だって、絶対幸せにしてくれるから、、、
しかも、ダッピーたちは、フィラリア強陽性
現在までずっと、治療を続けていました
この3年の間に
やせっぴーはフィラリア治療の副作用も起こしましたし
でぶっぴーはいきなりの下血で入院し、検査もしてきました
そんなこんなも全てひっくるめての引き受け
保護犬、保護猫の里親になるということは、こういうことだと思っています
うちにくる子達は
犬でも猫でも、ボロボロの子達、訳アリの子達ばかりです
可愛い可愛い、小さな生きていけない子猫は
広い範囲で保護活動が盛んですし
今の時期、譲渡会を覗けば
見た目の可愛い子猫がたくさんいるでしょう
でも、ボロボロの子達だって、訳アリの子達だって
そんな子たちこそ、家族が必要なんです
きっと、そんな譲渡会にボロボロの子達を連れてっても
「あんなボロボロの子を譲渡会に出すの?」
「病気があるのに、譲渡するの?」
なーんて言われるのがオチでしょう
子猫達のとなりに、そんな子達が並べない世の中が
なんか、虚しいのです、、、
だからこそ、私はどんな子でも受け入れ
(もちろん子猫も受け入れますし、毎年かなりの数が保護になります)
家族として平等に、との想いで、もひかんをやっています
そして、どんな子でも譲渡対象です
下半身麻痺、身体の欠損、小脳異常、エイズ、白血病、老犬老猫等
今まで数は少なくとも
素晴らしい里親様に送り出してきました
もひかんは、多くの子たちに、限られた手数と資金ですが
まずは、見た目なんてどうであれ
命を平等に想うこと
愛護はそこから、だと思っています
あの日、ダッピー達を助け出す事ができて
本当に良かったと思いました
でぶっぴーは太りすぎちゃったけど(笑)
やせっぴーはフィラリア陰転してなかったけど
あなたたちの全てを受け入れてくれる家族ができたね
私は大きな背負っていたものが
ふっと身体から抜けた感覚です
ふかふかの布団、潰れてないかな(笑)
きもちーよね、よかったね、本当に良かったよ、、、
昨日は、ダッピーの餌皿を間違って用意しましたが
今朝は思い出し、用意しませんでした
こんな感覚も
幸せを保証できる里親さんに送り出したからこそ
笑えるものです
今まで、ダッピーたちは
たくさんの方々に気にかけてもらい
たくさんの方々にオヤツをもらいました
大変お世話になり、ありがとうございました!
でぶっぴー改め、ダーコ
やせっぴーあらため、ピーコ
「2頭の幸せはお任せ下さい」
よろしくお願い致します!
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