もひかんの想い

すべての犬猫たちが
「生きてほしい」と想われ
生きることができますように、、、

愛護活動が盛んになってきた昨今、譲渡会に参加している犬猫たち・猫カフェで里親様との出会いを待つ猫たち
一般の方々でも、「保護犬」、「保護猫」と呼ばれる犬猫たちを目にすることは多くなっていると思います。その流れで、幸せをつかんだ犬猫たちは、たくさんいるでしょう。

これも、たくさんの活動家の方々が犬猫たちを想い、懸命に活動してくださっていたり、たまたま見つけた不幸な命を「かわいそう」だけで見過ごすことなく助けてくださっているお陰様です。

それでも尚、外には生きる場所のない猫が溢れていて、 殺処分は減少しながらも埼玉県では、未だ400前後の命が殺処分にて命を落としています(2022年現在)。

埼玉県動物指導センターは、実際に犬猫たちの殺処分が行われている所です。センターで、所有者なしと判断された場合、収容された犬猫たちの分かれ道は、とても少なく、ほとんどの子達は

  • センターから里親様へ譲渡
  • センターから認定譲渡団体へ譲渡
  • 譲渡不適切となり、殺処分

に、分かれるでしょう。

「譲渡不適切」

これは、感染症(エイズや白血病、その他ウイルス等)をもっていたり、衰弱していたり、病気を患っていたり、大きなケガを負っていたりです。本来ならば、「譲渡不適切」となる子達ほど、人の想いが必要で、人の手が必要で、医療が必要な子達なのに、そんな子たちの行先は、殺処分しか残されていません、、、

もひかん王国では、活動をはじめてから「為せば成る」の想いから、譲渡できる、できないで保護のラインを決めることなく、生きていけない幼犬猫から、衰弱した犬猫、ケガを負った犬猫、例えその子たちが人間に不慣れな犬猫たちでも保護を続けてきました。

2019年より埼玉県動物指導センター本所、2021年より埼玉県動物指導センター南支所から。県のHPに掲載される、所有者不明での収容から殺処分対象となる傷病猫を全て引き出し、保護しています。

引き出す傷病猫たちは、ほとんどが所有者のいない野良猫ですから、もちろん人には慣れていない猫が多く、傷病の原因も、一番多いのは交通事故による負傷や感染症からの衰弱です。

治療の結果、下半身麻痺だったり、全盲になってしまったり、足がなくなってしまたり、感染症(エイズや白血病)だったり、、、。中には頭部を強打し、大切な食べることさえも分からなくなってしまった子もいました。1頭1頭にかかる資金やケアにかかる時間に悩みながらも、引き出しを始めてから、1頭も諦めることなく、現在も引き出しを続けています。

もひかん王国ではそんな、継続的に介助や治療が必要な犬猫たちも、多く暮らしています。そして、そんな子たちから目を背けずに向き合い、喜び、失望、反省を繰り返し得てきたものは、スキルとなり、自信となり、今では次の子たちを迎える、かけがえのない勇気に繋がっています。

まずは命を受け入れ、背負うこと。迎えるとき(保護するとき)、「いつまでもここにいたらいいよ」という気持ちで迎えています。どん底の子達が次々とやってきますから、残念ながら、懸命なケア、医療のもとでも亡くなる子は、少なくありません。

でもまずは

「生きてほしい」と想われ生きること

もひかん王国の保護活動は、ここから始まります。