〜大切なお知らせ〜
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昔の話
若かりし頃、トリマーだった私は
今とは真逆のペット業界にいました
トリマーならでは、犬の見た目や特性に憧れ
実家暮らしの時に、スタンダードプードルを購入しました(皆さんお馴染みトイプードルの大型犬)
背景を何も知らないまま
「犬が好き」だけで飛び込んだペット業界
「犬の購入」がどんな意味なのか、どんな裏側があるのか、、、
全く考えもせず、気にもとめず、、、
やってきたスタンダードプードルの子犬
来るやいなや、下痢だらけ、、、
病院に駆け込むも、「パルボウィルスに感染している、9割以上の子が亡くなります」
と告げられました
1週間入院のち、その子は亡くなりました
購入元に話をすると
「新しい犬を送るから、3万払って」
と言われました
え?と思いながらも、こういう世界なのかな、、、?
と楽観的に考え、3万を払い、子犬がやってきました
その子犬も、やはり下痢、、、
再び病院に駆け込み、その子は1週間の入院のち、奇跡的に回復しました(結局2頭目もパルボ)
私は、当時飼育していた3頭だけが、かわいくてなりませんでした
特に、生き延びたスタンダードプードルは
アレルギー持ちで餌は高価
それによる皮膚疾患、外耳炎と若い頃から病院通い
数年経った頃、胃拡張を起こし
※胃の入口と出口が塞がり、胃の中にガスが溜まる病気(胸の深い大型犬のオスに多いそうです)
放っておけばあっという間に胃捻転(膨張した胃が捻れて壊死)に進行し、亡くなります
食事の回数、高さ、運動の時間、色々手を尽くし
胃にカテーテルを入れ、ガスを抜く生活
何度も夜間救急に駆け込みました
そしてその数年後には癌を発症
悪性度が高い癌が1パーセントの確率で口腔内にできました
肥満細胞腫、人間の場合は良性腫瘍ですが、犬の場合は悪性腫瘍です
その子は上顎に癌ができたので、顎を削る手術をしました
すると、同じ部位にあっという間に再発しました
次は顎を切り落とす手術をしました
すると、身体中に転移しました
肥満細胞腫はほぼ表面にできるので、見た目で進行がよく分かります
抗がん剤、温熱療法、高価な薬(MAX時で1日5.000円)による治療、、、
病院から与えられた選択肢は、全てやりました
終わらない治療に、今後の経済的不安が出てきた頃
治療に身体が耐えられなくなり
吐血、下血、、、
それでも諦められなく、輸血もしました
その子は、希少な血液型だったので、2回目の輸血は出来ず
その輸血から、4日後に、亡くなりました
しばらくはその子がいない生活に耐えられなく
今思えば、完全な犬への依存だったと思います
ですが、時間が経ってみて
自分が選んできた選択肢を、よくよく考えました
後から考えれば、癌の治療の途中
治らない事は分かっていました
何故治療を選択したのか、、、それは
現実を受け止められず、別れがただただ怖かった
数百万にも及ぶ治療を受けさせている事で、その怖さを紛らわそうとしていました
その子の為の治療ではなく、私の為に治療を受けさせていた、、、
お金をかける事で自分を納得させ、犬には苦しい治療を強制していたのです
そりゃ自分で憧れ、共に生活していましたから
可愛くて可愛くてしかたありませんでした
この子の為ならなんでもできる、本当にそう思っていました
ただ根底の部分で私は
その子を優先して考える事が出来ていなかったと思っています
愛情には色んな形があるとは思いますが
私は経験できて良かったし
こんな事を、身を犠牲にして経験させてくれたその子には
心から感謝しています
やっぱり最終的に犬猫好きとして
犬猫の為になる、と心の底から思えることをしていきたいですからね
犬猫は言葉を話せないから
でも、どーしたいかなんて、一緒にいたら分かるんですよ
特に私は、分かっていたはずなんですよね
名前は「グレイス」でした
8歳で亡くなりました
トリミングも自分でやっていたし
治療中もできる事は全部自分でやったので
骨格や口元、足先の感覚、お腹の形、触り心地、耳の中の形や肛門の形まで
未だに鮮明に覚えています、怖いくらい(笑)
愛情にはいろんな形があると思います(2回目(笑))
私たちは、家族として迎えた子達に
たくさんの幸せをもらっています
ならばその恩返しとは、何でしょう?
完璧や自分の納得を目指すのではなく、その子の幸せを精一杯考え、精一杯やる
人それぞれなんだから、これに尽きると思うのです
そしてそれは、辛いし悲しい時もあって当たり前だと思います
簡単に努力を惜しみ、他人のせいにして文句ばかり言ってる人が多い中で
そうやって、生命と向き合ってくれる人達の味方でいたいな、と思う今日この頃
いろんな事が立て続き
精一杯看取る事が、最後の最高の愛情だと改めて思いました
なんかね、失敗を恐れるっていうのかな
「そーだよね」って周りに言ってもらえるようにとか
反対されないようにとか
責任を逃れようと必至だったりとか、、、
なんか、肌で感じると、クッときます
先日、珍しく娘の友達と過ごす時間があったのですが
あまりに「ソレ」を感じたので
子供の頃からそんな事を気にしていて、、、疲れるのにな、、、と思いました
まぁ、うちの娘みたいに、行き過ぎても痛い目あうのかもしれないけど(笑)
娘は今も、金曜日をいいことに
コタツで居所寝してます(笑)
※もう土曜日(笑)
一度注意したので、ペコにうんこされようが
やまたに踏まれようが、風邪をひこうが、もう放っておきます
失敗しなけりゃ、成長しないでしょ(笑)
なんか、、、話がソレそうなんですが(笑)
今日はある里親様と
とても幸せなお話ができました
こんな、ひとつひとつの出会いに
私自身が成長させてもらっています
こうして本当の意味で分かり合える、素晴らしい出会いを
これからも、大切に大切にしていきたいです
そしてそんな出会いをくれる犬猫たちに、感謝ですですね
ではでは、想うことからの昔話でした♪
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基地では、老犬たちが一気に体調を崩し始め
パンダとちゅうくんが亡くなり
夜の犬スペースには、キッシュのみになってしまいました
※パンダはフィラリアで急変、ちゅうくんは推定老衰23歳
そのキッシュも不整脈が出ていて
いつどうなってもおかしくないとの診断を受けています
こうして看取るために連れてきた子達
やはりいざいなくなると、、、寂しくてならないですね、、、
うちではひとりの愛情をたっぷり、は叶わないのですが
たくさんの人達の愛情を受けて暮らしています
犬担当のボラさんは、仕事終わりに駆けつけ

亡くなったパンダを、しばらく抱きしめていました
うちの犬たち、このボランティアさんには
たくさんの愛情をもらってきました
向き合っていたからこそ
何よりも想いがちゃんと、伝わっていると思います
私は私の立場で、この子達に出来る事はやり尽くしてきましたし
最後の別れに、今夜もボランティアさんが集まりました
別れを惜しむボランティアさんたちをみて改めて
この子達を連れてきて良かったと、思います
そう思える事に、心から感謝です
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ツド家に慣れてきたポインは
どうにかリズムをとりつつあり
既に基地には通っていません
ポインに会いたい方は、連絡くれたらいつでも連れていきますよ~
ただ、基地では何をしてもいい環境をつくっていたのですが
自宅ではそうもいかず、、、
私の時間がないために、ポインに必要なだけの時間をとっていないので
既に私の枕はふたつ破壊され(笑)

私の布団であるこのマットレスは、綿がでてきました(笑)
でも、悪戯に気がついて静止の言葉をかければ一瞬でやめますし
起きてる時間の使い方が、分からないだけ
それを教える時間がない私の責任なので
文句は言いません(笑)
こんな事も覚悟の上で連れてきてるし
短いですが、ポインとの時間はめちゃめちゃ楽しいです

国王やまたも、立てない日が多くなり

身体は更に小さくなりましたが、、、食欲はまだまだ旺盛
ご飯もお水も毎食介護して
毎日必ず抱っこして、一緒に私の好きな格闘技を見ています(笑)
いつか別れがきますし、その時のために保護するのですが
今がいつまでも続くといいなぁ
保護犬保護猫をみていると、ついつい、いつもそう思いますね
ではまた♪
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