〜大切なお知らせ〜
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みかん(犬)続編
みかんに始めて会ったのは、9/25
あれから1ヶ月以上もかかってしまいました、、、
スケジュールが常にパンパンの中、緊急の事案も数件あり
もどかしい日々が続いておりました
どうにかこうにか皆で都合を合わせ
先週木曜日、ようやくこの日が!!
作業終わって数日が経過してます
みかん、どうかな?
空気が美味しいでしょう?
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆-☆☆☆☆-☆☆☆☆☆
もひかんで相談を受けたのは、9月の中頃
動物病院→しつけ教室トレーナーさん→群馬の動物専門学校→群馬の愛護団体や行政機関、、、にまで相談は周りにまわったそう
今回、みかんの為に協力し合ってきたのは
相談を受けたトレーナーさん、もひかん、そして私がお願いしたトレーナーさん
最終日はその3者、尚且つもひかんで重要な役割をしてくれた理事とその付人
5名皆が総出で奮闘した日となりました
目的は
・みかんの初期的な医療、皮膚の治療
・お母さんが噛まれずにお世話できること
・みかんの環境の衛生を保つこと
・散歩ができないみかんが、少しでもストレス溜めずに暮らせること
まずは、やっぱり鎮静が効ききらない、みかんの捕獲
ガウガウが続きましたが、どうにか1/3スペースまで追い込み成功
さてここから
何がなんでもこのバリケンに入れて、病院に運ばなければ
みかんの診察もできなければ、この場所の室内環境整備もできません
私が頼んだクセに、ここはプロに任せて、私は下がり指示を待つ係(笑)
いやね、可愛いんだけど、恐いんですよ、、、
ホントすみません、、、
犬の感情からの動きを読み、そして経験があるからこその作業です
実はこの作業
相談者のトレーナーさんは、ひとりで2回もチャレンジしてました
すごいですよね
犬への平等な愛があるからこその行動です
皆がケガをしないよう、慎重に作業を進め
バリケンに入ったみかんは無事に病院へ向かいました
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
さて、私たち環境配備部隊のお役目は
みかんに最高のお住いを提供すること!
みかんの笑った顔を想像しながら、、、
みかんが気持ちよさそうに眠る姿を想像しながら、、、
まずは、、、当たり前のように掃除です
ハエが飛び出てきた土間ですからね
床消毒、檻の簡易的な設置終了
よく分からない細かい汚れが空気中に飛びまくってたので
ここまでで完全にノドがやられましたが、、、
ありがたいことに、この日は風が吹いており
空気の入れ替えも充分に出来ました
次はトイレ、餌皿、寝床の位置や幅を決め
とりあえず寝てみた(笑)
低反発なのか?めっちゃ寝心地良し、私が寝たい(笑)
これならみかんの床ずれも心配なしです
手前に映ってる餌皿に注目です
危険な餌やりが、安全にできる対策
手を守りながら、スライドして水交換、餌やりができるようになってます
これが一番の自信作!
、、、と自慢してますが(笑)
これのみならず、檻設置の角度や長さ、固定方法やその他諸々、、、
そして世話をするのは私たちでなく、飼い主のお母さんなので
その辺の配慮も、理事は完璧に準備をしてくれました
みかんが喜ぶ事を心から願っている理事は
あれよこれよと色々な対策を考えて来てくれました
そして作業中、終始楽しそうにしていました
とにかく、その前向きな気持ちが
私の心に響いたのは言うまでもありません
外には前回設置した檻が繋がっていて
土間の扉を開ければ、みかんは中外自由です
(安全を考慮して、外檻はより高価な安全性の高いものです)
出入口には、網戸カーテンもつきました
病院搬送部隊トレーナーさんたちから帰宅の連絡が来たのと
この環境が整うのに、ほぼほぼ時差はなく
作業開始から3時間程でした
病院搬送部隊も、環境配備部隊も
準備があったからこその3時間です
行き当たりばったりの私じゃこうはいかん、、、
今回はほんとうに、皆が同じ想いで
それぞれの役割分担がしっかりできて
それぞれがその役割をしっかり果たせた事で
全てが無事に進められたと思います
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
さて、環境配備がスタートする頃
病院搬送部隊は病院に到着
鎮静が効きながらも、必死に起きていようとするみかん
到着して、しっかり眠って頂き、いざ診察です
やっと、、、首輪が外せました
6年間、外せずにいた首輪の下は
エライ事になってました
全身も
湿疹だらけで毛が抜け落ちています
みかんの身体はノミだらけでした
首の皮膚はある程度時間がかかるでしょうが
しっかりと処置をして下さったので、心配ないでしょう
そしてなんと、フィラリア陰性!(うちで保護する子達はほとんどが陽性です、、、軌跡)
血液検査も炎症反応があるのみで問題なし(炎症は皮膚炎のものでしょう)
これが本当に何よりです
日頃より、もひかんの活動にもご理解ご協力を頂いている動物病院にて診察でした(相談を受けたトレーナーさんが専属トレーニングをしている病院様です)
当初からみかんをずっと気にかけて下さっていて
この日の為に、時間を空けてくれていました
本当に、たくさんの協力があったからこその1日
目が覚めたら、みかん第2のスタートです!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
さぁ、準備万端
と、、、思いきや
危険回避のために、首輪をつけて帰ってきたみかん
皆の意見一致で、この環境なら安全とのお墨付きを頂き
みかんの皮膚を少しでも早く改善させたいとの事で
目が覚めてるみかんの首輪を外す事に、、、(笑)
こんな簡単と思われる事が、みかん相手では、こちらの大ケガの危険があります
さぁ、、、やはり私には無理です、第2弾(笑)
そこで、、、やはりこの人!
私が相談したトレーナーさん、見事に外しにくい新しい首輪を外してくれましたー
いや、お見事です
帰ってきたみかん、麻酔下の診察の為少しフラフラしてますが、目が覚めてます
首輪をしてるように見えると思いますが
これは跡で、皮膚が真っ赤っか、、、
こりゃー、痛くてたまらんですね、、、
それでも、ハエが飛び交う中
まともな掃除もできずに
外にも一切出られずに
ご飯は与えられないからと、パンを主食にしていたみかん
これからは、キレイな布団で清潔に眠れます
トイレも毎日掃除してもらえます
食事も見直し、高栄養のごはんを食べるようになりました
昼間は自由に外に出て、たくさんの刺激を受けることでしょう
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
当たり前に与えられるべき飼い犬の生活がなかったみかん
やっと、、、です
きっと6年は長かった
でも、6年で終わって良かった、そんな想いです
皮膚が治り、心が少しずつ穏やかになって、、、
いつの日か、少しでもいいから
人に心を許してくれるようになりますように
みかんは、お母さんが大好きです
それは、みかんを見ていたら分かります
飼い主と犬って、ほんのちょっとした事ですれ違ってしまうから
やはり、飼い主は犬を勉強、理解するべきです
そして、みかんが自由にする姿を見たお母さんは
今までに見せたことのない笑顔でした
それを見て私は、心の底からホッとしたのでした
ここまでの状況に陥り
行政に殺処分に持ち込む人間は、たくさんいます
実際、人間の病院には
手放すことを勧められていました
ですが、お母さんは、殺処分だけは嫌だと話していました
私はいつも、解決困難な相談に直面するとき
「殺処分、遺棄は選択肢の中に絶対に入れない」というのを約束してもらいます
お母さんが頷いてくれたからこそ、みかんの為に出来る限りをやると約束しました
「飼い犬に寄付金使うなんて」
「飼い主の責任でしょう」
様々な意見はあると思います
でも、責任を果たせなかった時に
殺処分に追いやるのが、飼い主の責任でしょうか?
昔、あまりに凶暴な為に
ご近所に殺処分を勧められた犬がいました
飼い主はどうしても殺処分することができなく、自分も入院する為に
公園にその犬を置き去りにしました
犬が凶暴になったのは、飼い主のせいでしたが
飼い主はそれが正しいと教えられていました
後にその飼い主に会いましたが
飼い主は飼い主なりに
犬への情はしっかりと持っていました
こういう問題って
当事者を責めるだけでは何の解決にもならないんです
果たして、その当事者の周りにいるのは
罰を与える人間なのか
寄り添う人間なのか
それにより、当事者が抱えている命は、幸にも不幸にもなるでしょう
プライドを捨て、恥を捨て
助けの手が伸びてくるまで、声を上げ続ける
人を頼り続ける
命を救う為ならば、必要な事だと思っています
「私一人では助けられません、だから皆さんご協力をお願いします」
私がやっている愛護活動が、正にそのものですからね
そもそも、私たちが手がける犬猫の裏の裏の裏には
必ず責任を取るべき人間がいる訳です
そこに目をつけずに、目の前の事だけに囚われては
理不尽な世の中だなぁ、、、が続いてしまうと思うのです
もひかん王国は、そんな私の考えの元活動している団体であり
もひかん王国の理事やボランティアは
その考えに賛同してくれている人たちです
いつもご支援下さる皆様には、感謝もしきれない想いでおります
今回も、そんな私のワガママ発の想いに賛同して下さり
心より感謝申し上げます
皆様から頂いたみかんへの寄付金は
環境配備の一部に全額使わせて頂きました
足りない部分は、もひかん王国の寄付金から使わせて頂きました
みかんのこの清々しい自信を持った顔は
皆様の日頃からのご支援あっての事です
ありがとうございました
そして、共に奮闘してくれたトレーナーさんたち、病院の先生方始め、スタッフの皆様
本当にお疲れ様でした
ちょいちょい、皆でみかんの様子を見に行くつもりでいます
また、いつかの機会に
「みかんの今」をご報告します!
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