夜木蓮

今回のインフルエンザ

2日間完全にダウン

基地には行くものの、ほとんど動けず、、、

たった2日なのに、その間相談電話なども重なり

かなりストレスを溜めた私

感染期間を過ぎたと同時に、進行形の多頭現場と新規の多頭現場をはしごし

猫の引取りに出向き、里親様家訪問と色々打ち合わせ等

その他負傷猫相談、負傷タヌキ相談(人間だもの、素晴らしいです)まで

かなり慌ただしい時間を過ごしています

お陰様で回復は遅れましたが(笑)

いつもの日々を取り戻した、というより

ちょっと神経が行き過ぎてる位元気です(笑)

皆様、本当にご迷惑をおかけしまして、お騒がせしました

そしてバタバタしてる間に木蓮開花

ライトで照らしてもらったら、綺麗にうつりました

蕾の段階でボランティアさんに

「ほら、もうじき咲くよ」と言ったら

「そういえば、上なんて見なかったなー」

と言っていました

もひかん基地の庭では、春から秋にかけて

次々と木に実がなったり花がついたりします

毎日基地にいる私でさえ、1日1日が慌ただしく

気がつくのに遅れたり

草花が咲いているのに気が付かなかったり、、、

仕事休みにくるボランティアさんにしてみたら

ボランティア日にあれもこれも、ですから

花に気を取られているヒマなど、ない訳ですよね

そういえば、最近ブログの写真でも、中の猫たちばかりだったかも、、、と

外で写真をとってみました

そうか、花が咲くってことは、、、

雑草も満開(笑)

でもこの草むらにキッシュがう〇こしたりオシッコしたりするので

まだしばらくはこのままで、、、(笑)

朝から晩まで続く洗濯物

使う敷物は枚数は減っても、まだまだ冬物がほとんど

布系は毎日洗濯交換するので

相変わらずうちの洗濯機は悲鳴をあげてます

木蓮は、開花したと思ったら

あっという間に風や雨で大きな花びらは落ちてしまいます

木蓮の花びらが落ちるか落ちないかの頃

遅めのサクラが満開になります

命目の前に、焦った時こそ心の余裕は常に必要

たまには一息入れて、空も見なくちゃね

私もいい加減太くなったわぁ、、、

とか思ったりするくせに

先日もあたふたする出来ごとがあり

何もできない私は、心細さから

ボランティアさんを呼び出したのでした、、、(笑)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

先日、出産目的の保護がありました

明らかに雑な人工的な耳カット入りのサビ猫

何故かお腹はポンポコリン

写真の猫の全身を見る限り、、、腹水の可能性は低い

デカイ腫瘍でもできてしまってるのか？

にしても、どこから見ても、猫は健康そうに見えるのです

耳カットなければ、高確率で妊婦の判断

ですが私は、耳カット猫の妊娠騒ぎ

何度か経験してるのです

妊娠前提に、堕胎？保護出産？外出産？

外出産は、1番避けたいところ

餌やりさんは、堕胎はしたくはない(誰だってしたくない)

保護はできない(誰だって大変)

猫にお金もかけられない(誰だってかけたくない)

妊娠だとしたら、このお腹は出産間近です、、、

餌やりさんに代わり、依頼者さんが手を挙げて下さり

保護出産予定となりました

とはいうものの、施設での出産は

昨年のさくちゃん1頭のみで

私は出産の経験がほぼありません

産ませない活動ですから、当たり前なんですが、、、

しかもさくちゃんの時も、ボランティアさんに任せきり

なにを隠そう、私はケージを覗きながら

あーだこーだうるさくクチを出し

あたふたしていただけでした(笑)

そして今回、できたら猫が、保護から環境に慣れる時間が欲しい、、、

と思っていましたが

保護からたったの2日で出産となりました

出産に気がついたボラさんと私

相手はまだまだ人に不信感を抱く野良猫です

写真をとって頭数を必至に確認

まだ産まれるのか？何かあったらどうする？

どーする、どーする！！

とにかく〇〇さんに電話！！

その〇〇さん、仕事終わりにかけつけてくれました

(このボランティアさんは人間の助産師さん、肝がかなりすわっています(笑))

相変わらず経験のないことには自信のない私(笑)

一気に安堵し、腹がなり、チャーハンとたこ焼きを食べました(笑)

それにしても、、、あっという間の出来事で

さすが猫というか、何と言うか、、、

出産から丸2日たちましたが

元気にモゾモゾ動いています

せっかく産まれてきた、ちいさなちいさな命

黒白、サビ、三毛の3頭

ちびちゃんたち、精一杯生き抜くんだよ！

ママ猫、ちーちゃん、通称「チーママ」

、、、なんか、、響きが変わるなぁ(笑)

チーママファミリー、ようこそもひかんへ！

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

しかし何故、耳カットの猫が妊娠出産？

これが、、たまにあるんですよね、、、

うちのわさびさんも、耳カット入ですが

盛りが来ますからね、、、

だからこそ私は、TNRは色々とこだわるのです

猫たちはこの世の終わりかのような怖い想いをして

人間の都合で、強制的に手術をされるのですから

こちらもできる限りで対応しなければ

猫たちに申し訳ないです

それは、捕獲する人も、搬送する人も、手術を行う先生も

そうでなければならないと思います

「野良猫だから」「飼い主がいないから」

獣医が雑な扱いをしても

ほとんどの人は、何も言わないでしょう

そしてそれを目の当たりにした

愛護活動としてTNRをしている人でさえ

「安くやってもらってるから」

「近くて便利だから、次も行きたいから」

なにも言わずに終わりになります

実際私の近くの活動者にも

そんな人達は多くいました

うちは保護ができる団体なので

そんな人達は何かと私に近づいてきますが

結局数年後には姿を現さなくなります(笑)

私がうるさいから、不都合の方が大きくなるんでしょう(笑)

ですが、私は経験から、そして生命を扱う重さを感じるからこそ

今のやり方を選んでいるので

「数がはかどらないから」

「遠いから」

「産まれちゃうから」

なんて理由で、手抜きTNRは絶対にしませんので

皆様、それを承知の上でご相談下さい

もちろん、なるべく依頼者さんが無理をしなくて済むように最善を尽くしますが

今回のように、手が追いつかなくなると

依頼者さんは、捕獲に搬送に、奮闘することになり

ます

ほとんどの人たちは「命」のくくりでなく

「責任者のいない野良猫」扱いなので

奮闘する依頼者さん自体、ほとんどいないんですけどね

(イベントにくる相談者さんの中にはそんな方たちが結構いて、嬉しくなりました)

たくさんの現場を抱えているうちにとっては

優先順位というものがあります

依頼者さんにとっては、関わった猫のみの話ですが

うちの団体にしてみたら

たくさんの猫の中から、優先順位を考え、TNRをしています

相談すべて団体のみで背負っていたら、とてもとても追いつく数ではありません

そもそもが、うちでやっているTNRは

依頼者さんが「妥協」しない限り

一般の方でも、可能な範囲内です

そうでなくては、世の中のTNRは進みません

しかも、術前、術後の管理は

何処の相談でも、もちろんボランティア内で受けていますし

捕獲器の貸出や捕獲のお手伝いもしています

(私がいい加減だと思うTNRについては、一切協力はしませんが)

それは、不慣れな人が猫をみるより

経験のあるうちでみた方が

より正確で猫のためになる判断ができると思うから

それに、野良猫の扱いってとても難しくて

悪気なく、その子を命の危機に晒してしまうことも

普通に想像がつくからです

うちは現在、練馬の先生にお世話になっており

そこ以外でのTNRは行っていません

それにはたくさんの理由があります

野良猫にしてみたら、生涯1度きりの医療

この目で捕獲した猫を確認することにより

先生にお願いする内容が変わったり

1頭1頭を命として扱ってくれる先生だからこそ

気がついた事があれば、どんな細かい事でも報告して下さり

咳が出れば、麻酔前に連絡をくれ

手術の説明や疑問点も、丁寧に答えてくれます

むしろ、聞いていない内容まで説明してくれて

素人の私達には気が付かない落とし穴等にも

そのお陰様で、気ずける事さえあるのです

そして、1泊してから施設に戻ってきて

またこの目で猫たちの様子を数日みることにより

リターンのタイミングをはかったりします

たった数日、人間が奮闘するだけで

より良いTNRを猫たちに提供できるのです

是非「妥協」せずに

関わろうとする目の前の命に

精一杯向き合って下さい

なんだか伝えたいことがうまく伝わらない気がしてますが

依頼者さんが「妥協」したくなる位大変なTNR

うちのボランティアさんは

目の前にいない、相談のあった猫のために

その大変さを肩代わりして、大変な想いをしています

しかも毎回MAX数の搬送

猫のため、それだけです

たまにね、依頼者さんがあまりにも酷くて

ボランティアさんに申し訳ない気持ちになることさえあるんですよ、、、

私たちの活動の根底は「猫のため」であり

その上で人との関わりがあるので

現場の人達に嫌な想いをしても致し方なし、、、なんですけどね

「人間だもの」

できるだけ気持ちよく活動したいもんです

そんな中、耳カットしてある猫が妊娠出産、、、

TNRのみならず、浅い浅い動物愛護、、、

戦いは永遠と続くのであります、、、

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

さて、愚痴っぽくなりすみません

今日は基地の作業、面会をこなし

その後は夜まで多頭現場で捕獲

そしてその後は明日の搬送準備となりました

生憎の雨でしたが、想像より捕獲はうまくいき

今回は全15頭の搬送になります

皆が無事に終わりますように、、、

これ、全部ぼくのご飯、、、

おなかいっぱいだけど、ぼくのご飯、、、

保護当時、寝たきりだったチャトラン

ご飯の上でウトウト、、、幸せだね(笑)

ではまた♪